先日ワクチン接種後の発熱対策として、ポカリスエットを購入したのですが、それまで特段スポーツドリンクにこだわりはなく、近所の店舗での取り扱いや、価格で何となく購入していました。ところが先日ポカリスエット公式Twitterでツイートされた、自宅療養をしている人に「ポカリスエット」などを無償配布する取り組みを見て、その企業姿勢に感銘を受け、微力ながら応援したいと思うようになりました。

内容は9月17日まで、自宅でのセルフケアを余儀なくされているすべての人を対象に、発汗による脱水への対処に適したポカリスエットの900ミリリットルボトル12本と、体内の効果的なクーリングをサポートする「ポカリスエット アイスラリー」100グラムを36個、置き配で届けるというもの。午前8時から午後3時まで専用フォームで登録を受け付け、規定数を超えた場合は抽選となるそう。

9月9日現在でツイートには7.2万件のリツイート、8.1万件のいいね、500件のコメントが寄せられており、取り組みへの賛同コメント、実際に罹患(りかん)している人からの感謝のコメント、私同様大塚製薬(大塚ホールディングス、4578)商品を購入して応援するというコメントなど、あたたかな反響であふれていました。

これまでもヘルスケア関連企業として全国の自治体と包括連携協定を締結し、災害時などに支援活動を行ってきた大塚製薬。負担が増加している自治体の現状を受け、大塚製薬として直接支援できる方法はないかと模索した結果、今回の協定外の取り組みに至ったと説明。再び緊急事態宣言が延長されるなど、世の中全体がコロナ禍に疲弊するなか、消費者心理に寄り添い多くのファンを獲得した今回の取り組みは過去最高益を見込む12月期の連結純利益に寄与するのか、注目しています。