QRコード決済PayPay(Zホールディングス、4689)を使い始めて約3年が経過。初期費用無料で導入コストが掛からず、先月まで対象加盟店のシステム決済料が無料だったため、導入店舗数は順調に増加、9月時点で約344万カ所を超え、今やすっかりPayPay支払いが日常の一部となりました。

先日、フードトラックでランチボックスをPayPay購入した際、予期せず高額のボーナス(ポイント)バックがあり、ほくほくで調べたところ、様々な自治体で街ぐるみのキャンペーンが開催されていることを知りました。私が恩恵に預かったのは10月24日まで渋谷区の対象店舗でPayPay残高購入すると最大20%ポイント還元するというもので、ほかにも港区対象店舗で最大30%ポイント還元や、11月以降千代田区、品川区、文京区などで開催予定となっていました。このポイント還元にすっかり味をしめ、これまで航空マイレージ欲しさにクレジットカードを利用していた店舗でもPayPayでの支払いをするようになりました。

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、決済回数は前年度の同期間と比較して約1.8倍、2021年度上期において16億回を突破。登録ユーザー数は4,200万人を突破し、昨年日本国内のQR・バーコード決済市場約4兆2,000億円のうち、PayPay取扱高は約2兆8,000億円、シェアは68%を超えました。サービス開始から3年を迎え、中小加盟店向け手数料の有料化をはじめ、拡大路線から収益化へかじを切ったPayPayはこのまま1人勝ちを維持し黒字化させることができるのか、注目しています。