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コラム2022年1月7日

竹中三佳の株Catch one’s eye Part.401 広がる廃プラ対策!4月には新法施行も

年末年始に外食をした際、ほぼ全店で紙製ストローが使われていることに気が付きました。出始め当初は、ドリンクを飲み終わるころには紙が水分を吸って柔らかくなってしまい、ストローとしての役割を果たさないようなものもありましたが、今回は通常サイズはもちろん、スムージー用の太い紙製ストローなどもプラスチック製と遜色なく利用することができ、代替品としての定着を実感しました。

今年4月には、プラスチックを扱う事業所や自治体に徹底したリサイクルを推進するための法律「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラスチック資源循環促進法)」が施行予定。これを受け、既にドトールコーヒー(ドトール・日レスホールディングス、3087)は昨年11月、大王製紙(3880)の紙製エリプラマドラーの採用を発表。すかいらーくホールディングス(3197)は今月より従来のバイオマスストローを紙製ストローに順次切り替え、マクドナルド(日本マクドナルドホールディングス、2702・JQ)は2月から一部店舗で木製食器と紙製ストローの導入計画を発表するなど、続々とプラスチック廃棄削減に対応。

そのほか、セブンイレブン(セブン&アイホールディングス、3382)ではプラスチック製カトラリーを辞退した利用者にnanacoポイントを付与する実証実験が実施され、ファミリーマートではカネカ(4118)の100%植物由来の生分解性ポリマー「グリーンプラネット」を使ったスプーンが一部店舗で導入されるなど、プラスチック資源循環が急速に促進しています。

2019年の使い捨てプラスチック総廃棄量世界4位の日本。今回の新法をきっかけに資源循環体制を強化することが出来るのか、各企業の再資源化に向けた取り組みとともに注目しています。

竹中三佳さんのプロフィール

タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

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