1995年にフランス・パリで誕生したチョコレートの見本市「サロン・デュ・ショコラ」は、毎年世界10都市ほどで開催される世界最大級のチョコレートの祭典となりました。日本でも2003年より開催され、22回目となる今回は1月18日～2月14日の約1カ月にわたり開催され、三越伊勢丹(三越伊勢丹HD、3099・P)に約150ブランドが集結します。

ここでしか入手できない海外の希少チョコや、著名シェフによるデモンストレーションなどを目当てに多くの人が集まり、毎年行列必至の賑わいを見せています。何度か東京会場に足を運んだことがあるのですが、そのあまりの熱気、熱狂に気おされ、最近はもっぱらオンライン購入へとシフトしていました。とはいえEC(電子商取引)でも人気商品は早々に完売してしまうため、お目当てのチョコがある際には早めに購入するようにしています。今回も販売3日目にして既に完売商品がずらりと並んでいました。

昨年のEC売り上げは前年比30%増と伸長し、リアル会場の売り上げも前年比40%増となるなど好調だったサロン・デュ・ショコラ。またJR名古屋高島屋(高島屋、8233・P)で開催されている日本最大級規模のショコラの祭典「アムール・デュ・ショコラ」でも、昨年34億円以上を売り上げ、過去最高売り上げを記録。双方ともに、本格的にコロナ明けとなる今年、さらなる売上増が期待されています。

もはやバレンタイン商戦と呼ぶには余りある期間、規模となったショコラの祭典。本命、友チョコ、マイチョコ、ファミチョコなど、様々な需要がある中で、今年名を轟かすのはどの催事となるのか、ショコラのラインアップとともに注目しています。