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コラム2024年4月26日

竹中三佳の株Catch one’s eye Part.508 東宝、映画貢献で最高益更新

「コナン」最新作は前作超えの好発進

連載30周年を迎え今なお不動の人気を誇るお化けコンテンツが「名探偵コナン」。名探偵コナンは、週刊少年サンデーにて1994年より連載が開始。黒の組織によって少年化させられた高校生探偵・工藤新一が江戸川コナンと名乗り、組織の行方を追いながら数々の事件を解決していく推理漫画。原作の累計発行部数は全世界で2.7億冊以上。96年からはテレビアニメが放送開始され、97年より毎年劇場映画が公開されている、まさにメディアミックスの代表作品。映画公開時には毎回東宝(9602・P)が大幅反発を見せるなど、観客動員、興行収入ともに高い数値を維持しています。

前作「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」は初の興行収入100億円突破の138.8億円を記録した大ヒット作品となりました。そんな前作を超え、歴代最高記録の更新を狙えるスタートを切ったのが12日に公開された劇場版シリーズ27作目「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」です。前作の公開10日間での興行収入が58億6,665万4,490円だったのに対し、今作は65億円を突破。これを受け劇場版のシリーズ累計興行収入も1,180億円を突破、勢いそのままに推移しています。

「ゴジラ-1.0」や「名探偵コナン 黒鉄の魚影」のヒットが業績を押し上げ、過去最高益を更新した東宝。全国的にぐずついた天気が予報されるゴールデンウイークを追い風とし「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」はさらなる記録更新をはかり寄与するのか、ハイキュー!!の100億円超え時期とともに注目しています。

竹中三佳さんのプロフィール

タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

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