公開4日で興行収入70億円超
最新作「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」(東宝=9602・P、アニプレックス共同配給)が、7月18日の公開からわずか3日間で興行収入55億円超、祝日を含む4日間では73億円を突破しました。これは前作「無限列車編」を上回る勢いで、日本映画のオープニング成績・初日成績・単日成績において、いずれも歴代1位を記録する快挙です。
原作は吾峠呼世晴氏による人気漫画で、全23巻の累計発行部数は全世界で2億2,000万部を突破。2019年のアニメ化以降は、145カ国以上で展開され、国内外で圧倒的な支持を集め続けています。
今作はクライマックス3部作の第1章。原作・アニメともに繰り返し楽しんできた私としても、ストーリー・映像美・声優陣・主題歌のいずれもが劇場でこそ真価を発揮する作品と確信し、心を燃やして座席確保に挑みました。しかし、上映回数が30回以上ある劇場でも希望時間は完売。その人気の高さをあらためて痛感することとなりました。
鑑賞した友人は、初回は子ども同伴で集中できず、2回目は単身レイトショーに乗り込んだものの感動で号泣し内容を追えず、現在は3回目の冷静な鑑賞をIMAXで計画中とのこと。観客の熱量の高さとリピーターの存在が、同作の興行成績をさらに押し上げている様子がうかがえました。
焦点は、本作を含む3部作がどこまで興行収入を伸ばすのか、そして前作の『無限列車編』が持つ日本歴代興行収入1位の記録を更新する作品が現れるのかどうかにあります。娯楽コンテンツが飽和する現代において、なおも一線を画す「鬼滅の刃」。今後の展開とともに次章の上映日にも全集中しています。
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。