残暑が厳しさを増す中、汗による不快感や睡眠不足、免疫力低下など、暑さを起点とした健康問題は深刻な社会課題となりつつあります。その解決策の一つとして注目を集めているのが、グンゼ(3002・P)の機能性インナー「アセドロン」です。

同ブランドは2024年3月に立ち上げられ、わずか1年余りでシリーズ累計出荷枚数200万枚を突破。独自素材は珪藻土に着想を得た多孔質構造を持ち、従来比で吸水性約2倍、吸放湿性約25%向上と、グンゼ史上最高レベルの汗対策性能を誇ります。キャッチコピーは「汗の不快がサッ・シュッ・パッと瞬間逃亡」。価格帯は税込1430円からと手頃で、インナーのみならずソックスやパジャマなど幅広い商品を展開しています。インナー愛用者の母は、「生地がなめらかでやわらかく、着心地抜群でべたつかない。夏だけでなく冬には暖房による嫌な汗をかくので着用している。」と一年中重用しています。

今夏リリースされた「アセドロンVer.2」では、脇部分の汗取りパッド面積を従来比3倍に拡大し、多汗層への対応を強化。さらに通気性を大幅に高めた「メガメッシュソックス」や、就寝時に汗をかきやすい背中部分へメッシュ構造を施したパジャマなど、生活シーン全般での汗対策を可能にしています。老若男女を問わず、日常的な汗の不快を解消するブランドとして定着しつつあります。

グンゼは現在、構造改革の一環としてアパレル事業の収益改善に注力。4期連続で増益を達成し、今期も増収増益を見込むなど、着実に成果を上げる中、目標とするROE(自己資本利益率)8%超は達成するのか、アセドロン事業の拡大余地とともに注目しています。