敬老の日のギフトに、ちまたで話題のリカバリーウェアを検討。ワークマン(7564・S)の「MEDIHEAL(メディヒール)」が今秋冬商戦において24アイテム、昨年比10倍となる200万着の販売計画が打ち出されたと知り、早速足を運びました。

店頭では既に商品補充が進み、ルームウェアのボトムスと靴下を無事に購入。90歳を超える祖父母にかぶりのトップスは難しいため、他の商品を探していると、「メディヒール ウォームブランケット」を発見しました。今やリカバリーアイテムは着るだけではないのか、と驚きつつ、これなら寝具を選ばず、これから季節的にもピッタリだ、と棚を見ると「完売、入荷未定」の表示。公式サイトでも東京都全店で「在庫なし」という状況でした。SNS(交流サイト)上でも「ポカポカする」「実用性が高い」「軽くて肌触りが良い」と好評価が多く、価格1,900円という手頃さも相まって、需要が拡大していることを実感しました。

2021年に参入した作業客向けリカバリーウェア事業では、累計170万着を販売。流行を追い風に一般消費者を取り込むMEDIHEALシリーズは、今後ユニクロの「ヒートテック」のように企業を象徴する機能性アイテムに成長する可能性があります。

競争力の高い低価格・高機能戦略を武器に、既存の作業服需要に加え、一般消費者向け市場を取り込み、25年秋冬商戦では34億円、26年春夏商戦では330万点で51億円の売り上げを目標に掲げるワークマン。今後のMEDIHEALの収益に期待する一方で、課題となる機会損失への対策や、販売チャネルの改善など、供給体制強化にも注目しています。