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銘柄・相場情報2024年4月23日

データセンター ソフトバンクも大型投資 設備工事関連に高値 コムシス、エクシオなど 水冷装置では三桜工業も

23日の東京市場では半導体製造装置など先駆したハイテクセクターは小動きとなったが、コムシスHD(1721・P)きんでん(1944・P)エクシオG(1951・P)富士古河E&C(1775・S)などデータセンター(DC)関連の電気設備・通信設備の工事会社に年初来高値を更新する銘柄が目立った。

23日はソフトバンクが生成AIの開発に向け2025年までに1,500億円を投じ、高性能半導体を搭載したインフラを整備すると日本経済新聞が伝えている。サービスの提供に必要なAIデータセンターの整備も全国各地に分散して進める計画とされ、北海道では650億円を投じて建設することが決まっているという。業績への貢献期待から、北海電気工事(1832・札証)が買われている。既に、マイクロソフトやアマゾン、オラクルなど米国の企業が国内に大規模なDCを整備する計画が発表されており、九電工(1959・P)四電工(1939・P)など全国の設備工事会社にメリットが広がりそうだ。

DC向け冷却装置では先にニデック(6594・P)が話題を集めたが、三桜工業(6584・P)もAIデータセンター向けの水冷式冷却装置を開発済み。同社はスーパーコンピューター「富岳」の水冷装置に実績があり、市場の拡大が新たな成長につながりそうだ。

このほか、受変電設備のダイヘン(6622・P)、電力インフラの明電舎(6508・P)などに引き続き注目したい。(M)

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