ブラックロック・ジャパンは、「プレミアムインカム戦略」を採用した2本のiシェアーズETF(上場投信)である「プラスインカムS&P500」と「プラスインカム米国債20年超」が11月12日に新規上場される。
2本の概要は以下の通り。
左から銘柄コード、銘柄商品名、為替ヘッジ、連動対象指数、信託報酬(税込)の順
◎452A、iシェアーズ S&P500 プレミアムインカムETF(愛称:プラスインカムS&P500)、無し、Cboe S&P500 エンハンスト1% OTM バイライト NTR指数(円建て)、0.495%程度
◎453A、iシェアーズ 米国債20年超 プレミアムインカムETF(愛称:プラスインカム米国債20年超)、無し、Cboe TLT・2% OTM・バイライト・インデックス(国内投信用、円建て)、0.605%程度
ETFは、コールオプションを売却し、プレミアム(オプション料)を得る「プレミアムインカム戦略」を採用しており、安定した毎月分配の獲得を目指す。市場の下落局面では、インカム収益がリターンの下支えとなり、さらに市場が横ばいや緩やかな上昇局面においては、原資産を上回るパフォーマンスを発揮する可能性ある点が特徴。「プラスインカムS&P500」はS&P500構成銘柄から得られる配当に加えて、オプションプレミアムを組み合わせて分配する設計となっており、株式市場で安定したインカムを狙う投資家に適している。一方、「プラスインカム米国債20年超」は、残存年数20年以上の米国超長期国債の利回りに加え、プレミアムインカムを二階建てで享受できる構造となっており、もともと比較的高水準にある原資産の米国債券よりさらに高い利回りを期待できることが魅力と説明されている。
今回の2本のETFの上場によって、ブラックロックの東証上場iシェアーズETFシリーズは全47銘柄となる。同社は、国内外の株式・債券・リートといったコア資産から、高いリターンを目指す戦略的商品、インカム重視の商品といった多彩なラインアップを通じ、日本の取引時間で国内外の多様な資産に投資できる環境を引き続き提供していく。
