グローバルな金融サービス会社であるBNY(NYSE:BK)は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)より、オルタナティブ投資データを提供する事業者として採用されたと発表した。BNYはGPIFのオルタナティブ投資のパフォーマンスを向上させるという戦略的目標を支援する。GPIFは運用資産総額1.6兆ドル超を有する、世界有数の年金基金。
BNYのデータ&アナリティクス・プラットフォームは、GPIFに対しオルタナティブ資産に関する高品質で詳細なデータを提供することで、GPIFが当該資産クラスのパフォーマンスとリスクを明確に把握した上で、情報に基づき投資判断を行うことを可能にするとしている。同プラットフォームは、20年以上にわたり事業を展開し世界最大級のプライベート資産のデータベースを有する、プライベート市場データの提供企業CEPRESの幅広いデータセットを活用している。
GPIFの第5期中期目標では、オルタナティブ投資による超過収益の獲得を重視しており、堅牢な定量分析のための希少で高品質なデータは不可欠。BNYは、ゼネラルパートナー(GP)から直接投資のルックスルーデータを継続的に収集するとともに、強力なデータ検証能力を活かして、GPIFが目標を達成するために不可欠な支援を提供する。
BNYの在日代表の渡邊国夫は、次の通り述べています。「急速に進化する資本市場環境において、お客さまは俊敏性と適応性を高めるクラウドベースのデータ重視型意思決定ツールを必要としています。今回の任命は、オルタナティブ投資のポートフォリオで占める割合が拡大し続ける中で、グローバルなアセットオーナーにとって投資判断に必要な高品質データの新たな基準を確立するものです」
BNYは、グローバルな金融サービス会社で、資産を運用し、動かし、保全することを通じて、世界の資金が有効に活用されるよう支援している。240年以上にわたり、BNYはお客さまとパートナーシップを組み、専門知識とプラットフォームを活用して、顧客の目標達成を支援。世界の上位100の年金基金の90%以上と協力して、何百万人もの個人の資産を保護している。9月30日現在、BNYがカストディや管理している資金残高は57兆8,000億ドル、運用資産残高は2兆1,000億ドルに上る。
