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銘柄・相場情報2026年8月28日

【速報版】企業研究 コンドーテック(7438) 日本のインフラを支える建設資材商社

16期連続増配など株主還元にも積極的

【事業内容】
製造部門を持つ商社・全国拠点で即対応

土木建築をはじめ様々な業界に約5万アイテムを製造・仕入・販売している。「販売」については国内105の拠点を有し、その全てで倉庫を完備することで「即納体制」を実現。災害など緊急を要する需要にも即座に対応する。

「仕入」についても約5,000社の取引先を持ち、国内7カ所に工場を有する「メーカー機能」を併せ持つことで、さらなる安定供給を可能とした。こうして日本のインフラを支える“縁の下の力持ち”企業として4つのセグメントを展開している。
産業資材セグメント:インフラ関連の様々な消耗品を製造・仕入・販売

鉄構資材セグメント:工場や倉庫などの鉄骨建築で使用する資材を加工業者向けに販売

電設資材セグメント:エアコンや照明など電気工事を行う事業者や家電小売店向けに資材を販売

足場工事セグメント:工務店や中堅ゼネコン向け建築現場の足場設置・撤去、機材レンタル

【強み①ニッチトップ】
高シェア商品多数

時代の変化やニーズに合わせて様々な業界に供給を続けてきた結果、複数のシェアトップ製品が誕生している。
ターンバックルブレース:鉄骨建築の柱などに斜めに入れて構造を補強する耐震用部材。ショッピングセンターや工場、倉庫、プレハブ住宅、駅のホームの屋根などに用いられる。受注生産品。市場規模約120億円のうち同社シェアは約39%。
JISアンカーボルト:鉄骨など構造部材をコンクリートの基礎に固定するための重要部材。市場規模約30億円のうち約34%を占める。
足場吊りチェーン:橋梁(きょうりょう)や高速道路などの高架工事現場で作業員の足場を支える部材。市場規模約10億円のうち約74%を占める。
コンテナバッグ:飼料や肥料、樹脂ペレット、産業廃棄物などの輸送・保管、がれき処理や除染作業、近年増加するゲリラ豪雨といった災害復旧などに用いられる大型土のう袋。

【強み②安定感】
多岐にわたる販売先

1953年の設立以来、経常利益ベースでの赤字が一度もない。販売先が鉄骨建築、土木建築、プレハブ建築、荷役作業、船舶輸送、港湾護岸工事、緊急防災備品など多岐にわたるため、特定業界の景気に大きく左右されない。

【強み③営業力】
全社で一気通貫対応

営業担当者一人当たりの新規開拓社数は月平均1社、休眠顧客の掘り起こしは年平均10社。これらの活動が、グループ会社12社の販売先数・約2万9,000社の源泉となっている。

グループのシナジーを生かしたトータルサービスの提案で、近年は大手商社やゼネコンの本部サイドからの集中購入や一括購入などが増加。ホームセンターや鉄道会社など需要が見込まれる業種への事業拡大にも注力する。

トータルサービスとは、例えば建設現場において鉄構資材セグメントが基礎工事に使用する資材を業者に販売。続いて足場工事セグメントが足場を組み立て、産業資材セグメントが養生資材や保安用品など建設現場で使用される様々な副資材を販売する。外構が完成すると電設資材セグメントが太陽光パネルやLED照明といった電設資材を搬入する、といった具合に複数セグメントが協業している。

【直近業績と成長戦略】
前期はM&A2件実施

2026年3月期の売上高は839億円、経常利益は48億円。売上高は過去最高を更新した。今後は新商材提供や拠点拡大などで既存事業を伸ばしつつ、タイに拠点を設けた海外展開など周辺強化を図り、これにM&Aを組み合わせることで20年代中の売上高1,000億円を目指す。

25年11月に鈴東を、12月に琉球ブリッジを子会社化した。鈴東は全国の工事現場などで使用される仮囲い材を製造販売している。今後は製造機能の拡充を図り、利益率の高いレンタル商材を強化、足場工事セグメントとの協業などで収益拡大を目指す。

琉球ブリッジは建設資材の商品開発から製造・物流・販売までを一気通貫で行う会社で、沖縄県で強固な顧客基盤を有する。防衛領域などで今後も堅調な建設需要が見込まれる沖縄県における販路を有効活用することで、グループ全体の持続的成長と中長期的な企業価値向上を図る。

【株主還元】
16期連続増配を予定
上場来、減配なし。27年3月期は16期連続の増配を予定している。中長期的にはDOE(純資産配当率)を26年3月期実績3.6%から4.0%に引き上げることを目指す。

なお、10年以上増配を継続している企業のうち、連続回数上位70社を対象とした「日経連続増配株指数」に選定されている。

本稿は7月28日に大阪で開催された個人投資家向け会社説明会におけるコンドーテック代表取締役社長の濵野昇氏の講演内容からポイントを抜粋したものです。
動画もご覧いただけます。https://www.nsjournal.jp/nsj_library/kondotec_7438/

※速報版は最終的な校了前の紙面記事です。今後、修正等が入る場合があります。

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