壱番屋(7630・P)が急反発で年初来高値を更新。

5日開示の前2月期決算は売上高482億8,600万円(前々期比7.3%増)、営業利益36億1,300万円(同26.5%増)。今2月期の見通しは売上高530億円(前期比9.8%増)、営業利益43億円(同19%増)を見込んでいる。中期経営計画の目標には未達で計画を引き下げたものの過去最高の売上高になる見通し。配当予想については前期と同じ80円とした。

カレーチェーンを展開。原材料費や光熱費高騰のため、昨年6月と12月に値上げをしたが、客数が大幅に減少することもなく推移し、客単価が伸長したことから増収、増益を確保した。海外店舗も中国はコロナ禍の影響は出たものの、米国が回復したため大きく増収。10月には海外仕様の店舗を国内に初オープンし好評を得た。

本日付の「鮎川良のマーケットコミット」で取り上げているように、物価高で庶民的な外食産業に人気が出ている。3月度の既存店売上高が20.8%増と好調だったことを発表した大戸屋HD(2705・S)も6日ぶりに反発。(HS)