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IPO2020年9月3日

新規上場紹介 タスキ 10月2日 マザーズ 投資用IoTレジデンスの開発・販売

タスキ(2987)が10月2日、マザーズに新規上場する。

社名の由来は、「タスキで世界をつなぐ~革新的なイノベーションで社会のハブになる~」という企業理念から。

ライフプラットフォーマーとして、暮らしの住まいを提供するLiveMana事業を展開している。東京23区を中心に新築投資用IoTレジデンスを開発し、単身者やDINKS(共稼ぎの夫婦2人の世帯)を対象としたレジデンスを投資家や企業などに販売している。同社のIoTレジデンスは、各種家電製品、生活環境などの情報を取得する各種センサーなど、さまざまなモノをインターネットに接続する技術に対応した設備(照明器具など)を標準仕様としている。

また、新築投資用IoTレジデンスの開発用地として取得した用地を、投資家、一般企業や個人事業主から企画構想の段階で用地の販売を行うことがあり、これまではこの用地販売が自社開発プロジェクトの割合よりも多くなっている。

同社の新築投資用IoTレジデンスは、2019年4月以降に着工したプロジェクトからIoT対応設備(照明器具など)を標準仕様として導入している。主に最寄り駅から徒歩5分圏内の物件を取得し、100~200平方メートル程度の広さの土地を対象に、鉄筋コンクリート造(RC造)で10~15戸程度の中低層レジデンスを主力商品としている。レジデンス賃貸マーケットは、景気の波に左右されにくく、不況下でも安定して推移することが特徴。

19年10月から、DayPay事業を開始している。これはフィンテックを活用した企業の従業員向け福利厚生のアウトソーシングサービス。主にLiveMana事業の取引先などが課題としている人材不足の課題解決策として、クラウド型の給与の日払い、週払いなどの給与前払いを可能とするサービスプラットフォーム「タスキDayPay」の提供を行っている。この事業の収益構造は、契約企業の従業員が利用する給与前払い額に応じてシステム利用料が発生する従量課金モデル。

概要

●事業内容=新築投資用IoTレジデンスの企画、開発、販売およびコンサルティングなど
●本社=東京都港区北青山2-7-9
●代表者=村田浩司代表取締役社長
●設立=2013年8月
●上場前資本金=9億2,000万円
●発行済み株式数=530万株(上場時)
●筆頭株主=村上三郎(上場前52.62%)
●公募株式数=30万株
●売出株式数=4万5,000株(オーバーアロットメントによる売出し)
●仮条件=9月10日に決定
●ブックビル期間=9月14日から18日まで
引受証券=SBI(主幹事)、藍澤、岩井コスモ、エイチ・エス、岡三、極東、東洋、むさし、水戸

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2018.9 3,117 108 25.41
2019.9 5,118 330 69.32
2020.9(予) 6,993 505 71.91
※単位100万円、1株利益は円

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