SOSiLA物流リート投資法人(2979)が12月10日、東証リート(不動産投信)市場に新規上場する。
物流不動産およびインダストリアル不動産に投資する。スポンサーは不動産事業を祖業とする住友商事(8053)。資産運用会社は住商リアルティ・マネジメント。
物流不動産の中でも、住友商事が開発した物流施設SOSiLAシリーズに重点投資を行っている。「SOSiLA」は、①社会とのつながり、②環境への配慮や持続的成長、③人と労働環境への配慮という3つのテーマを軸に、新たな物流施設のあり方を目指す事業コンセプトを表現したもの。具体的には、①では進化する物流ニーズへの対応=流通加工や短時間納品への対応および物流自動化機器を活用できる空間、②は環境配慮と経済成長の共存=CO2排出量の削減、ESG(環境・社会・ガバナンス)視点の成長戦略、③では物流業界の働き方改革=従業員用設備の充実、女性従業員への配慮および地域との共生。
ESGへの取り組みとしては、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)の評価・格付取得、周辺住民への騒音を配慮した中央車路、屋上緑化・太陽光発電パネル、LED照明など。
上場時のポートフォリオは7物件、取得予定価額の合計765億円。ポートフォリオ構築方針は用途別投資比率の目標で物流不動産80%以上、インダストリアル不動産20%以下、地域別投資比率の目標は関東エリアおよび関西エリア70%以上、その他の地域30%以下。
分配金支払投資主確定日は11月末日および5月末日。
概要
●代表者=矢野正明執行役員
●本店所在地=東京都中央区京橋1-17-10
●設立=2019年6月
●資産運用会社=住商リアルティ・マネジメント
●上場時発行済投資口数=49万口
●公募口数=48万7,000口
●売出口数=2万4,350口(オーバーアロットメントによる売出)
●ブックビル仮条件=11月22日に決定
●ブックビル期間=11月25～29日
●引受証券=SMBC日興(主幹事)、大和、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー、野村