先日「ママ友の間で投資がはやっている」という話を聞き、以前中国人の友人から「日本人はなぜ資産運用を積極的にしないのか、中国では若い人もさまざまな投資を行っているし、運用するツールもたくさんある」と教えてもらい、驚いたことを思い出しました。日本でもついにそういう時代が来たのかと、詳しく尋ねると「お釣りで投資ができる」という気になるワードが飛び出しました。

TORANOTECが2017年6月にスタートさせた｢トラノコ｣は､月額300円で日々の買い物でのおつり相当額(金額の端数)を､自動的に世界中の資産に分散投資できるアプリ。ユーザーは投資口座を開き、子会社の投資顧問が運用する、安定重視の「小トラ」、バランス重視の「中トラ」、リターン重視の「大トラ」の3つの投資信託から好きなものを選択するだけ。手間なく少額の5円から1円刻みでコツコツと投資できるとあり、投資経験のないお母さん達の間でも人気となったそうです。

友人も500円玉貯金をしていた労力を現在はトラノコに回しつつ、ANA(9202)のマイレージでも投資が出来るため、失効する端数のマイルもトラノコポイントに交換し、運用に回しているそうで、投資がぐっと身近になったと喜んでいました。

全日空だけでなく、セブン銀行(8410)では、買い物で実際に生じたおつりやポケットの中の小銭を、そのまま投資出来る「リアルおつり投資」の実証実験を行うなど、今後TORANOTECと幅広く連携し、「消費から投資へ」を実現するべく協業を加速させると発表しました。

国民の約半数が金融教育を受けたことがなく、タンス預金が遂に50兆円を突破した日本において、TORANOTECが掲げる「すべての人を投資家に」は実現されるのか、今後のパートナー企業を含め注目しています。