1月30日の米国株式市場でNYダウは4日続伸となったが、ナスダックは反落した。
モルガン・スタンレーは、ゴールドマン・サックスとシティーグループ、バンク・オブ・アメリカの投資判断を「オーバーウエート」に引き上げ、大手銀行を「アトラクティブ」に上方修正した。
銀行の自己資本の水準引き上げに向けた「バーゼル3最終化」が現行案よりも緩和された場合は自社株買いが増えると予想している。

アメリカン・エキスプレスは2024年通期の利益見通しがアナリスト予想を上回ったことで買われた。

一方、ナスダック上場でNYダウ採用のアップルは2024年のiPhone出荷台数が前年比15％減少する可能性が高いというアナリストレポートで売られた。

AMDは1～3月期の売上高見通しがアナリスト予想を下回った。

NYダウ工業平均は前日比133ドル(0.35％)高の38,467ドル。ナスダック総合指数は前日比118ポイント(0.76％)安の15,509。S＆P500指数は前日比2ポイント(0.06％)安の4,924。

NYダウ採用銘柄はJPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、アメリカン・エキスプレスなどが買われ、ボーイングやインテル、アップルは売られた。上昇は20銘柄、下落は10銘柄。