TOP  NSJショートライブ  概況/米国市場  10月10日の米国株式市場は大幅続落。対中関係悪化が再燃
概況/米国市場2025年10月11日

10月10日の米国株式市場は大幅続落。対中関係悪化が再燃

10月10日の米国株式市場は大幅続落。
中国が9日にレアアースの輸出管理強化を打ち出したことを受けて、トランプ大統領は11月1日付けで中国からの輸入品に100%の追加関税を課すことを表明した。
中国からの輸入品にかかる税率は合計で130%となる。
加えて、10月31日から11月1日に韓国で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせて実施する予定だった米中首脳会談についても「今はそうする必要はないようだ」と述べた。

中国でも販売しているエヌビディアとテスラが売られ、中国から輸入依存度が高いアマゾンも下落した。

半導体のクアルコムは6月に発表したイスラエルのオートトークスの買収について、中国の国家市場監督管理総局が競争法上の調査に着手したと発表したことで売られた。
オートトークスは自動運転向けの車車間通信用半導体を手がけている。
中国は、クアルコムが買収に関する情報の一部について、必要な手続きに沿って申告していなかった可能性があると指摘した。

レアアースの採掘・精製・製造を行うMPマテリアルズは続伸となった。

NYダウ工業平均は878ドル(1.90%)安の45,479ドル。ナスダック総合指数は前日比820ポイント(3.56%)安の22,204。S&P500指数は前日比182ポイント(2.71%)安の6,552。

NYダウ構成銘柄はアマゾン、エヌビディア、ナイキなどが売られ、マクドナルドやコカ・コーラ、ウォルマートなどが買われた。上昇は3銘柄、下落は27銘柄。

関連記事