10月14日のNYダウは続伸、ナスダックは反落。
パウエルFRB議長が講演で、FRBが保有資産を縮小する「量的引き締め(QT)」を今後数カ月で停止する可能性を示唆した。
ウォルマートは、人工知能(AI)を使った買い物サービスの提供に向けて米オープンAIと提携したと発表したことで買われた。
顧客がオープンAIの対話型AI「チャットGPT」を使いながら、必要な商品を探してオンラインで購入できるよう支援する。
オラクルは、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)の人工知能(AI)向け半導体の採用を増やすと発表した。エヌビディアに依存する状態からの脱却を狙うため、エヌディアは下落した。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)が毎月実施している世界中のファンドマネジャーを対象に行った調査で、10月は回答者の約54%がハイテク株は割高過ぎると回答した。9月は半数近くがこうした懸念を否定しており、見解が逆転した。
AI関連株がバブル状態にあるという見方が影響し、ブロードコムは反落し、画像処理半導体(GPU)といった半導体同士を接続する機能があるチップを手がけるアステラ・ラブズも売られた。
NYダウ工業平均は202ドル(0.44%)高の46,270ドル。ナスダック総合指数は前日比172ポイント(0.76%)安の22,521。S&P500指数は前日比10ポイント(0.16%)安の6,644。
NYダウ構成銘柄はウォルマート、キャタピラー、アメリカン・エキスプレスなどが買われ、エヌビディアやセールフォース、ゴールドマン・サックスなどが売られた。上昇は20銘柄、下落は10銘柄。