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概況/米国市場2023年11月8日

11月7日の米国株式市場でNYダウは7日続伸、ナスダックは8日続伸

11月7日の米国株式市場でNYダウは7日続伸、ナスダックは8日続伸。
3年債入札の応札倍率が2.67倍と前回の2.56倍を上回ったことを受けて、10年債入札に対する不安が後退し、金利が低下した。

ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は「インフレが再び上昇し、実体経済における経済活動が引き続き非常に堅調であれば、まだやるべきことがあるのかもしれない」 と語り、ダラス地区連銀のローガン総裁は「インフレ率はFRBが目標とする2%ではなく、むしろ3%に向かっているように見える」と述べた。
FRBのボウマン理事も「インフレ率を適切なタイミングで我々が目指す2%に低下させるには、さらなる利上げが必要になるとなおも予想する」と講演で示した。

当局者から追加利上げ見送り観測を牽制する発言が相次いだが、市場はあまり動揺しなかった。
なお、FRBのウォラー理事は米国債利回りについて「7月末から大きく上昇し、1ポイント近く上げた。中央銀行、および金融市場ではこれは地震に相当する」と述べた。

配車サービスのウーバー・テクノロジーズは7~9月期が黒字転換となり買われた。

ナスダックでは、 監視・分析プラットフォームのデータドッグが通期予想を上方修正し大幅高となった。

NYダウ工業平均は前日比56ドル(0.17%)高の34,152ドル。ナスダック総合指数は前日比121ポイント(0.90%)高の13,639。S&P500指数は前日比12ポイント(0.28%)高の4,378。

NYダウ採用銘柄はインテル、セールスフォース、ナイキなどが買われ、シェブロンやダウケミカル、キャタピラーなどは売られた。上昇は14銘柄、下落は16銘柄。

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