11月21日の米国株は反発。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が「金融政策は緩やかに引き締め的だと考えている」「フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを近い将来にさらに調整する余地があると考えている」と語った。
利下げ期待からNYダウは一時825ドル高となった。
ただ、労働省が10月の消費者物価指数の発表を取りやめた。10月の雇用統計も政府機関の一部閉鎖中にデータを収集できなかったため、発表を取りやめている。
そのため、市場では12月の利下げは難しいという見方も意識され、NYダウは上げ幅を縮めた。
エヌビディアは続落。
トランプ政権は、エヌビディア製の人工知能(AI)向け半導体「H200」の中国への販売を認可するかどうかを検討していると報じられ、反発した場面もあった。
アルファベットやアマゾン、サンディスクが反発。
イーライリリーは肥満症治療薬が好調で、時価総額が初めて1兆ドルを突破した。これまでに1兆ドルを突破した企業の多くはアップルやマイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、エヌビディアといった米ハイテク大手で、ヘルスケア企業では初めて。
ウォルマートは反落した。
NYダウ工業平均は493ドル(1.08%)高の46,245ドル。ナスダック総合指数は前日比195ポイント(0.88%)高の22,273。S&P500指数は前日比64ポイント(0.98%)高の6,602。
NYダウ構成銘柄はホームデポ、メルク、シャーウィン・ウィリアムズなどが買われ、ウォルマート、マイクロソフト、エヌビディアは売られた。上昇は25銘柄、下落は5銘柄。
