11月4日の米国株式市場は反落。
5日の大統領選挙を控え、手仕舞い売りが出た。NYダウは一時404ドル安となった場面もあった。
イーライリリーやバークシャー、JPモルガン・チェースなどが売られた。
塗装会社のシャーウィン・ウィリアムズはNYダウに採用されることが発表され上昇した。除外されるダウケミカルは下落。
ナスダックではインテルがNYダウから除外されることで下落し、代わりに採用されるエヌビディアは小幅高となった。
韓国のSKハイニックスは4日にグループのAIサミットを開催した。
参加したエヌビディアのCEO(最高経営責任者)から、SKハイニックスに対して「第6世代の広帯域メモリー(HBM)のHBM4の供給日程を6カ月繰り上げてほしい」と要請したことが語られた。
それに対して、SKハイニックスの会長は「一度やってみよう」と答えたそうだが、SKハイニックスの会長が基調演説で「現在、人工知能(AI)の好循環を妨げるいくつかのボトルネックが存在する」と話したことが気掛かり要因となった。
掲げられるほどの代表的な使用事例がなく、金を稼ぐ収益モデルが不足している上に、AI半導体供給不足とAIインフラ稼動につかわれるエネルギー(電力)不足問題などが解決されていないという診断だ。
基調演説は「SKハイニックスは世界最高のパートナーらと協力してAIを確信するだろう」と述べたが、株式市場では、SKハイニックスのエヌビディアに対する供給が遅れるのではないかという懸念から、エヌビディアの株価は伸び悩んだ。
テスラは中国で電気自動車の販売が10月は前年同月比5.3%減の6万8,280台だったことで売られた。
NYダウ工業平均は前日比257ドル(0.61%)安の41,794ドル。ナスダック総合指数は前日比59ポイント(0.33%)安の18,179。S&P500指数は前日比16ポイント(0.28%)安の5,712。
NYダウ採用銘柄はインテル、ダウケミカル、ユナイテッドヘルスなどが売られ、セールスフォースやホームデポ、シスコシステムズなどが買われた。上昇は8銘柄、下落は22銘柄。
