2月22日の米国株式市場でNYダウは初の3万9000ドル台となった。
ナスダック上場のエヌビディアはAI向け画像処理半導体(GPU)の需要が拡大し、四半期決算と売上見通しがアナリスト予想を上回ったため16％上昇し、他のハイテクにも好影響を与えた。
NY証券取引所ではセールスフォースやIBMが買われ、ナスダック上場のマイクロソフトはNYダウにも採用されていて、上昇に寄与した。
その他、肥満症治療薬のイーライ・リリーが反発し、ビザとマスターカードなど消費関連も買われた。

ナスダックではサーバー関連製品を手掛けるスーパー・マイクロ・コンピュータが急反発し、エヌビディアと競合するAMDも大幅高。
一方、電気自動車メーカーのリビアン・オートモーティブは今年の生産計画を前年並みの5万7,000台として、アナリスト予想平均の8万台強を大きく下回ったため急落した。

NYダウ工業平均は前日比456ドル(1.18％)高の39,069ドル。ナスダック総合指数は前日比460ポイント(2.96％)高の16,041。S＆P500指数は前日比105ポイント(2.11％)高の5,087。

NYダウ採用銘柄はセールスフォース、ビザ、IBMなどが買われ、インテルやベライゾン、ウォルグリーンは売られた。上昇は22銘柄、下落は8銘柄。