先週掲載された記事の中から、人気記事トップ5をランキング形式でご紹介。
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【第1位】
相次ぐ「株式非公開化」への動き 過去の例を踏まえ 背景と対処法を探る(2025年7月29日)
「株式非公開化」絡みの材料浮上が相次いでいる。24日はテクノプロHD(6028・P)、28日はホギメディカル(3593・P)で、29日も日本調剤(3341・P)が続いた。
テクノプロは「非公開化に向けた検討が進捗している」、ホギメディカルは「非公開化を検討している」というもので、いずれも英国金融情報サービス会社、マージャーマーケットによる有料会員向け英文記事。テクノプロは2日間で一時9.6%高。ホギメディカルも2日間で、ストップ高を交えて一時25.1%高まで買われた(28日付で東海東京インテリジェンス・ラボが目標株価を引き下げているが…)。
日本調剤は29日付日本経済新聞が「投資ファンドのアドバンテッジ・パートナーズが買収する方向で最終調整に入った。買収総額は1,000億円強」などと報じたが、前週後半にかけて買われていたことと、時価総額1,000億円から換算した「3,220.82円」を上回っていたため、9時19分の売買停止明けはむしろ軟調な推移となった。<続きはコチラ>
【第2位】
あれから1年 頭によぎる暴落の記憶 8月の季節性は芳しくないが…(2025年7月28日)
7月相場も残り3営業日。29日が7月末割り当ての権利付き最終日で、30日から受け渡しベースでの実質8月相場入りとなる。市場参加者の間で想起されているのが、昨年8月入り早々の暴落展開だ。少し前までの最高値圏から一転、1~5日の3営業日で日経平均7,643.40円安(19.5%安)を強いられた。後から振り返れば絶好の買い場となったわけだが、目先筋には深手を負った向きも少なくないはず。その発端となったのが7月30~31日の日銀金融政策決定会合における追加利上げだった。今週は昨年と同じ30~31日に日銀会合を控えるほか、29~30日に米国、30日のカナダ、ブラジルも含め各国金融会合が相次ぐ“中銀ウイーク”となるだけに、嫌な思いが頭をよぎる投資家もいることだろう。
こうした状況について、JPモルガン証券は27日付レポートで「8月急落説?」として、「一部の投資家心理に影を落としているのは事実」だが、「過度なレバレッジ・ポジションが構築されている形跡は乏しく」、「むしろCTAなどは、ようやく今月に入ってからロングを構築し始めた段階」、「慎重姿勢を維持してきた投資家層による楽観への方向転換は日本だけに限らず、グローバルで共通している特徴だ」と指摘。<続きはコチラ>
【第3位】
コーニング効果 AI向け強気 電線・光ファイバー関連が一斉高(2025年7月30日)
米国の光ファイバー大手、コーニング(GLW)の決算を受け、30日の東京市場では電線・光ファイバー関連株が一斉高となった。
コーニングは29日に2025年第2四半期決算(2Q、4~6月)を発表、同社がコア売上高と呼ぶ特殊項目を除いた売上高は前年同期比12%増の40億4,500万ドル(約6,000億円)、コアEPS(1株利益)は同28%増の0.60ドルと事前の市場予想を上回った。光通信部門の売上高は同41%増の15億7,000万ドルとなり、エンタープライズ売上高は先端生成AI製品向け需要が引き続き強く、同81%増加した。
第3四半期(7~9月)はコア売上高42億ドル、コアEPSは0.63~0.67ドルを見込む。生成AIを核にデータセンター(DC)向けの光ファイバーや光通信部品などが好調を維持する。<続きはコチラ>
【第4位】
嗚呼オルツ、お前もか! 粉飾発覚で上場廃止&倒産(2025年7月31日)
循環取引による粉飾決算に手を染めたオルツ(260A・G)がストップ安(55.5%安の24円)。
東証は7月30日午後4時30分、上場廃止の決定を発表。7月30日から8月30日まで整理銘柄に指定し、8月31日付で上場廃止とする。最終売買日は曜日の都合で8月29日になる予定。続いてオルツが同日午後5時35分、民事再生法の適用を申請したと発表した。負債総額は約24億円。
オルツは昨年10月11日に上場したばかり。上場歴はわずか10カ月半(323日)で、2008年以降では上場審査時の粉飾決算が明らかになったエフオーアイ(7カ月間)、資金繰り悪化で民事再生法適用を申請したモリモト(10カ月)に次ぐ短命上場となる。<続きはコチラ>
【第5位】
SCREEN、アドテストなど急落 決算、格下げ…(2025年7月28日)
28日はアドバンテスト(6857・P)、東京エレクトロン(8035・P)、SCREENHD(7735・P)など半導体製造装置(SPE)関連株が急落。アドバンテストと東エレクの2社で日経平均株価を約342円押し下げた。
アドバンテストはUBS証券が投資判断「Neutral」から「Sell」へ引き下げたことが嫌気された。目標株価を6,400円から9,000円に引き上げたが時価を下回る水準。UBSでは、カスタムASIC向けテスターの需要拡大への期待が高まっているものの、市場予想ほど大きな需要にはならないとの見方を示した。短期的に4~6月(1Q)が業績のピークとなり、2Q以降は漸減するとみる。業績を勢いづける要因は、エヌビディア(NVDA)が開発中の次世代AI向けGPU(画像処理半導体)「Rubin Ultra」が本格化する2027年まで来ないと予想する。同社は29日に決算を発表する。<続きはコチラ>