SPEに高値続出
16日の東京市場では日経平均株価が小幅に続落したが、解散アノマリーへの期待もあり、全般底堅い展開。引き続き銀行に昨年来高値が続出するなど金融セクターの強さが光ったほか、TSMC(台湾積体電路製造)の決算を受け、中小型も含めた半導体製造装置(SPE)セクターに先高期待が強まった。
TSMCはエヌビディア(NVDA)のGPU(画像処理半導体)、アップル(AAPL)のiPhone用CPUなど生産を請け負う、世界最大のファウンドリー。15日の日本時間午後3時に決算を発表した。同社は月次の売上高を公表していることから、2025年12月期の好調はほぼ織り込まれていた。
ポイントとなる今期の業績予想、設備投資計画が強気の市場予想を上回る内容となり、ポジティブに受け止められた。会社側によれば26年12月期の売上高は30%近く伸びる見通しで、AI関連がけん引役の構図は変わらない。第1四半期(1~3月)の売上高見通しは前四半期比4.4%増の346億~358億ドル(約5兆5,000億~5兆7,000億円)、粗利率63.0~65.0%を見込む。
設備投資は520~560億ドル(約8兆3,000億~9兆円)と巨額。市場予想は460億ドル程度だった。会社側は今後3年間も高水準の投資が続くと見方を示しており、日本のSPEセクターにはしばらく追い風が続く。
16日は主力クラスではディスコ(6146・P)、レーザーテック(6920・P)、東京エレクトロン(8035・P)、SCREENHD(7735・P)などが昨年来高値を更新した。このほか。台湾・韓国のファウンドリー、半導体メーカー向けに強みを持つ超純水装置のオルガノ(6368・P)、栗田工業(6370・P)、野村マイクロ・サイエンス(6254・P)が高値となった。KOKUSAI ELECTRIC(6525・P)、JET(6228・S)、TOWA(6315・P)などもマークしたい。

