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概況/米国市場2024年5月11日

5月10日のNYダウは8日続伸だが、ミシガン大学消費者信頼感指数を受けて伸び悩み、ナスダックは小反落

5月10日の米国株式市場でNYダウは8日続伸、ナスダックは小反落。
主要3指数は買い先行で始まったものの、5月のミシガン大学消費者信頼感指数が67.4と4月の77.2および市場予想の76.0を下回り、1年先の期待インフレ率は3.5%と4月の3.2%から上昇したため、発表を受けて、主要3指数は上げ幅を縮め、ナスダックは小幅安となった。

台湾積体電路製造(TSMC)の4月の売上高は前年同月比60%増だったため、NY証券取引所ではTSMCのADR(米国預託証券)が買われた。生成AI(人工知能)サーバー向けなどの先端半導体の販売が好調だった。

マクドナルドは5ドル(約780円)のセットをメニューに導入することを検討していると報じられ、節約志向を強める消費者を呼び戻すことが期待された。

ショッピファイやナイキといった消費関連は下落。

ナスダックではエヌビディアは反発したが、テスラは4日続落。
ビットコインの下落を受けて、マイクロストラテジーやコインベース、マラソン・デジタルが売られた。

NYダウ工業平均は前日比125ドル(0.32%)高の39,512ドル。ナスダック総合指数は前日比5ポイント(0.03%)安の16,340。S&P500指数は前日比8ポイント(0.16%)高の5,222。

NYダウ採用銘柄はマクドナルド、3M、ベライゾンなどが買われ、ナイキやボーイング、アマゾンなどは売られた。上昇は18銘柄、下落は12銘柄。

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