5月12日に米国と中国の両政府は追加関税を相互に115%引き下げると発表し、米国の対中追加関税は145%から30%に、中国の対米報復関税は125%から10%になる。
トランプ大統領は9日に「中国への関税は80%が正しいように思える」と投稿していたが、それよりも関税を低下させたことがサプライズとなり、経済悪化リスクの後退期待で米国株は急反発となった。
ドルも買われ、1ドル=148円台の円安に。
アマゾンやメタ、エヌビディア、アップルが買われ、スポーツ用品のナイキや化粧品のエスティ・ローダーなど中国関連が買われた。
トランプ大統領が薬価引き下げを打ち出したが、ファイザーやメルクも反発した。
ただ、映画関税で悪影響が警戒されているネットフリックスは安い。
NYダウ工業平均は1,160ドル(2.81%)高の42,410ドル。ナスダック総合指数は前日比779ポイント(4.35%)高の18,708。S&P500指数は前日比184ポイント(3.26%)高の5,844。
NYダウ構成銘柄はアマゾン、ナイキ、アップルなどが買われ、コカコーラやベライゾン、トラベラーズなどが売られた。上昇は24銘柄、下落は6銘柄。