5月2日の米国株式市場は上昇。
3日の雇用統計発表を控え、ポジション調整から金利が低下したことやクアルコムが決算発表を受けて大幅高となり、他の半導体株も買われたことも寄与した。
半導体メーカーのクアルコムは自動車向けが伸びたため、1～3月期の純利益が前年同期比37％増となり、4～6月期の売上高見通しがアナリスト予想を上回った。人工知能(AI)搭載のスマートフォンが拡大しているため、データ処理に必要な半導体の需要も高まっていることに手応えを見せた。

クアルコムの上昇を受けて、エヌビディアとアップル、スーパー・マイクロ・コンピューターも反発した。

オンライン中古車販売のカーバナは1～3月期が黒字転換したことで急騰した。

NYダウ工業平均は前日比322ドル(0.85％)高の38,225ドル。ナスダック総合指数は前日比235ポイント(1.51％)高の15,840。S＆P500指数は前日比45ポイント(0.91％)高の5,064。

NYダウ採用銘柄はボーイング、アマゾン、ナイキなどが買われ、3Mやハネウェル、ジョンソン＆ジョンソンなどが売られた。上昇は21銘柄、下落は9銘柄。