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概況/米国市場2025年5月30日

5月29日の米国株式市場は反発したが、NYダウは一時下落の場面も。控訴裁は差し止めを一時停止

5月29日の米国株式市場は反発。
米国際貿易裁判所がトランプ関税の一部に差し止め命令を出したことやエヌビディアが買われたことが寄与したが、NYダウは一時270ドル安となった場面があった。

トランプ政権には関税を課す他の手段があるという見方も警戒された。
ゴールドマン・サックスでは、通商法122条を根拠に最大15%の関税を150日間適用することや、同法301条に基づき調査を開始することが可能と指摘した。

28日の国際貿易裁判所の命令に対して、連邦巡回控訴裁判所は29日に命令を一時的に延期し、少なくとも当面は関税を復活させた。

NYダウ工業平均は117ドル(0.28%)高の42,215ドル。ナスダック総合指数は前日比74ポイント(0.39%)高の19,175。S&P500指数は前日比23ポイント(0.40%)高の5,912。

NYダウ構成銘柄はボーイング、エヌビディア、アムジェンなどが買われ、セールスフォース、IBM、ゴールドマン・サックスなどが売られた。上昇は22銘柄、下落は8銘柄。

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