6月24日の米国株式市場は続伸。
6月のミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)が50.0と、速報値の50.2から下方修正され、過去最低を更新。
1年先の期待インフレ率は5.3%と、5月からは横ばいだったが、速報値の5.4%から低下した。5年先の期待インフレ率は3.1%と、5月の3.0%から上昇したものの、速報値の3.3%からは低下した。
期待インフレ率の低下を受け、FRBによる過度な金融引き締めが和らぐと期待された。
消費関連のホームデポや景気敏感株のフェデックスとボーイングが買われ、セールスフォースなどのハイテク株も上昇した。
FRBが大手金融機関に対するストレステスト(耐性検査)の結果を発表し、世界的な景気後退に直面しても、求められる自己資本の最低水準は全社が確保できるとしたため、ウェルズファーゴやJPモルガン・チェースも高い。
ソフトウェア開発のゼンデスクは投資グループとの買収合意で急騰した。
ナスダックではテスラやメタプラットフォームズ、アマゾン、エヌビディアが高い。
NYダウ工業平均は前日比823ドル(2.68%)高の31,500ドル。ナスダック総合指数は前日比375ポイント(3.34%)高の11,607。S&P500指数は前日比116ポイント(3.06%)高の3,911。
NYダウ採用銘柄はセールスフォース、ゴールドマン・サックス、ボーイングなどが買われ、ベライゾンとユナイテッドヘルスは売られた。上昇は28銘柄、下落は2銘柄。