6月5日のNYダウは続落、ナスダックは4日ぶりに反落。
トランプ大統領が習近平国家主席と電話協議を行い、「両国にとって非常に前向きな結論となった」と自身のSNSに投稿したことを受けて、主要3指数は上昇したが、トランプ大統領がイーロン・マスク氏と非難の応酬となったことで下落した。
マスク氏はトランプ減税法案について、財政を破綻させる「愚策」だと批判し、法案を「葬り去る」ため議員に働きかけて欲しいとXで呼び掛けた。
トランプ大統領はマスク氏について法案が下院で可決されたため、電気自動車に対する補助金がほぼ打ち切りとなるため、「憤慨している」と指摘し、マスク氏との契約打ち切りが最も簡単な予算削減方法だと投稿した。
それに対してマスク氏はランプ関税は今年後半に景気後退を引き起こすと批判した。
テスラは大幅安。
パランティア・テクノロジーズやコアウィーブ、コストコが売られた。
オラクルとセールフォースは上昇。
NYダウ工業平均は108ドル(0.25%)安の42,319ドル。ナスダック総合指数は前日比162ポイント(0.83%)高の19,298。S&P500指数は前日比31ポイント(0.53%)安の5,939。
NYダウ構成銘柄はP&G、ユナイテッドヘルス、ウォルマートなどが売られ、セールスフォース、ゴールドマン・サックス、マイクロソフトなどが買われた。上昇は10銘柄、下落は20銘柄。