8月10日の米国株式市場は大幅反発。
7月の消費者物価指数は前年同月比8.5%上昇と、6月の9.1%から鈍化した。ガソリン価格が約20%下落したことが背景。市場予想は8.7%上昇だった。
エネルギー・食品を除くコア指数の上昇率も5.9%伸び率は6月と同じで、市場予想の6.1%を下回った。
インフレ懸念が和らぎ、FRBが利上げペースを緩めるという見方から株式市場に買いが入り、幅広い銘柄が上昇した。
ただ、長期金利は横ばいの2.78%。9月のFOMCは0.75%の利上げではなく、0.5%になるという見方から、長期金利は一時2.67%に低下したが、シカゴ連銀の総裁が「インフレ率はなお受け入れがたいほど高い」と発言したため、FRBが大幅な利上げを続けるという見方も意識され、長期金利は前日の水準に戻った。
これを受け、バンク・オブ・アメリカなどの金融株も物色された。
ディズニーは決算がアナリスト予想を上回ったことで買われたが、動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」の料金を引き上げ、赤字となっているオンライン事業の売上高底上げを目指すことも材料視された。
ナスダックではテスラが上昇。イーロン・マスクCEOが最近、790万株を売却したが、ツイッター上で、テスラ株の売却はこれが最後かと聞かれて、「そうだ」と答え、ツイッターの買収が成立しなければ、テスラ株を買い戻すのかという質問にも「そうだ」と返した。
なお、NY証券取引所ではツイッターも、マスク氏が自社株を売却し、買収資金を確保したことで上昇した。
フェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズは、初の起債で100億ドルを調達したと発表したが、調達資金は自社株買いや事業投資などに充てる見通しが好感された。
NYダウ工業平均は前日比535ドル(1.63%)高の33,309ドル。ナスダック総合指数は前日比360ポイント(2.89%)高の12,854。S&P500指数は前日比87ポイント(2.13%)高の4,210。
NYダウ採用銘柄はディスニーやセールスフォース、ゴールドマン・サックスなどが買われ、下落はメルクのみ。
