10月7日の米国株式市場は3日続落。
9月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比26万3千人増加で、市場予想の25万人増加を上回った。失業率は3.5%(前月比0.2%ポイント低下)と市場予想の3.7%を下回った。
時間当たり賃金は前年比5.0%上昇(8月は5.2%上昇)で市場予想の5.1%上昇を下回ったが引き続き高い水準。前月比では0.3%上昇(8月も0.3%上昇)と市場予想と同じだった。
深刻な人手不足に伴い、企業が人件費の増加分を物価に転嫁する動きが続いており、インフレが収束しない。
9月の雇用統計でも深刻な人手不足が確認されたため、FRBがインフレ抑制に向け大幅利上げを続けると受け止められ、金利が上昇し、株式は売られた。
CVSヘルスは、買収したエトナ部門が手掛けるメディケア健康保険プランが、米政府のメディケア品質評価で5つ星のうち3.5となり、前回評価の4.5から低下したことで大幅安となった。なお、カノ・ヘルスの買収に向けて独占交渉に入っていることも報じられた。
ナスダックでは、半導体のアドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)が第3四半期(7~9月期)の売上高見通しが約56億ドル(前年同期比約30%増)とアナリスト予想平均の約67億ドル(同55%増)と8月時点の会社見通し(67億ドル±2億ドル、前年同期比50%増~60%増)を下回ったため急落した。
決算発表は11月1日の予定で、データセンター向けと組み込みシステム向け、ゲーム向けは好調だったが、パソコン向けが大幅に軟化したという。
AMDの下方修正を受けて、アップルとマイクロソフトも売られた。
NYダウ工業平均は前日比630ドル(2.11%)安の29,296ドル。ナスダック総合指数は前日比420ポイント(3.80%)安の10,652。S&P500指数は前日比104ポイント(2.80%)安の3,639。
NYダウ採用銘柄で下落率上位はインテル、ウォルグリーン、マイクロソフト、アップル、ナイキで、上昇はメルクだけ。
