前引けの日経平均は560円安の2万7,103円、TOPIXは27ポイント安の1,913ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は395、下落銘柄数は1,377。出来高は8億3,637万株、売買代金は1兆8,854億円。
米国株は4日続落となり、ナスダックは1万ポイント割れが近づいてきている。
今晩の米国で発表される雇用統計で労働需給の逼迫が確認されると、FRBによる金融引き締め長期化観測を強化する見方になるという懸念から、日経平均は続落となり、2万7,000円に接近した。
ソフトバンクグループやトヨタ、東京エレクトロン、海運株が売られ、ZHDは第2四半期のLINEディスプレイ広告が前年同期比2.4%減収となったことで急落した。
日本水産はファインケミカル事業で医薬原料が、輸出先の米国製薬企業の在庫が重く、輸出を中断するため、来上期までの出荷は低調なのではないかという懸念から売られた。
一方、大阪チタニウム(5726)と三菱自動車は通期予想の上方修正で急騰した。
北朝鮮の相次ぐミサイル発射を受けて、防衛関連の三菱重工が買われた。
業種別下落率上位はガラス土石、精密、水産農林、金属、海運で、上昇は空運、銀行、卸売。(W)