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速報・市況2023年4月11日

☆[概況/前引け] バフェット氏の追加投資検討で上げ幅拡大。商社が高い

前引けの日経平均は380円高の2万8,013円、TOPIXは18ポイント高の1,995ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,424、下落銘柄数は315。出来高は4億9,198万株、売買代金は1兆1,803億円。
植田日銀新総裁の就任会見で、イールドカーブコントロール政策について、継続が適当と述べたため、早期に政策修正が行われるという見方が後退し、日経平均は3日続伸で始まった。
その後、日経新聞が米著名投資家のウォーレン・バフェット氏へのインタービュー記事を伝え、「追加投資を検討したい」と日本株に強気な見方を強調したと報じたため、日経平均は一段高となり、2万8,000円を回復。
バフェット氏が5大商社株の保有比率がそろって7.4%に高まったことを明かしたため、三菱商事(8058)を始めとした大手商社が高い。

韓国のサムスン電子が半導体メモリを減産する方針を公表したため、メモリ価格の上昇に寄与するという見方で、ルネサスエレクトロニクスが買われ、レーザーテックと東京エレクトロンなどの検査装置や製造装置も買われた。
円安進行でテルモやサンケン電気、太陽誘電が高い。
一方、日立や武田薬品は小幅安だった。

業種別上昇率上位は卸売、精密、電機、ゴム、その他製品で、下落は空運、水産農林、医薬品。(W)

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