TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 円安で日経平均は高寄りしたが、前引けは小幅安。半導体関連が買われ、後場は小幅高
速報・市況2023年5月2日

☆[概況/大引け] 円安で日経平均は高寄りしたが、前引けは小幅安。半導体関連が買われ、後場は小幅高

大引けの日経平均は34円高の2万9,157円、TOPIXは2ポイント安の2,075ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は624、下落銘柄数は1,115。出来高は10億
3,952万株、売買代金は2兆6,675億円。
米国で4月のISM製造業景況指数が47.1と市場予想の46.7を上回り、3月の46.3からも改善したため、FRBによる利上げが長期化するとの観測で、米国長期金利が上昇し、ドルが買われ、円相場は1ドル=137円台半ばとなった。
円安を受け、日経平均は高寄りしたが、寄り付きが高値となり、その後は小幅安に押し戻された。
東証プライム市場全体では下落銘柄数の方が多く、TOPIXは小幅安だったが、半導体関連が買われた影響で日経平均は小幅高に戻した。
米国で半導体メーカーのオン・セミコンダクターの決算がアナリスト予想を上回ったことで買われ、翌日に決算発表を控えるAMDなど半導体関連の一角に連想買いが入った。
これを受け、日本ではレーザーテックやルネサスエレクトロン、アドバンテストが物色された。
イビデン(4062)は今期減益予想だが、上期をボトムに中期的に明るい見通しが示され大幅高となった。上期に大きく在庫を圧縮するため大幅減益となるが、在庫を減らして下期の需要回復時の利益回復に結び付ける。そして、来期以降はサーバー向け高精度パッケージ基板が牽引する形で最高益を更新していく自信が示された。
メルカリが反落し、三菱地所や東急不動産などの不動産株と野村HDとマネックスが売られた。
三井物産と双日は今期最終減益予想が示され下落した。

業種別上昇率上位は精密、医薬品、電機、情報通信、鉱業で、下落率上位は不動産、証券、海運、ノンバンク、食品。(W)

関連記事