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速報・市況2024年1月18日

☆[概況/前引け] MRF残高が過去最高となったことを受けて上げ幅拡大

前引けの日経平均は159円高の3万5,637円、TOPIXは5ポイント高の2,502ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は969、下落銘柄数は635。出来高は7億2,889万株、売買代金は2兆879億円。
日経平均は前場の終盤に上げ幅を拡大した。
証券会社の口座で待機資金を運用するマネー・リザーブ・ファンド(MRF)の残高が17日に過去最高の15兆5,796億円となった。
1月から新しい少額投資非課税制度(NISA)が始まった効果で株式市場への資金流入が増えており、MRFの残高拡大を受けて、株高の継続が期待された。
新NISA枠による買付は外国株が多い場合でも円安要因になるので株高を支援するとみられている。
1ドル=148円台の円安を受けて、トヨタやスズキ、ブリヂストンが買われた。
アドバンテストは大和証券がレーティングを「3」→「2」に、三菱電機はシティグループ証券が投資判断を「中立」→「買い」に引き上げた。
日本コンクリートは上期が好決算で高い。
一方、海運株は伸び悩み、もみ合いとなった。
新日本科学(2395)は急落した。米国子会社のSatsuma社の経鼻偏頭痛薬STS101の新薬承認申請に対する米国FDAからの審査完了報告通知(CRL)受領した。CRLは承認申請の審査が完了した時点で、現在の申請内容では承認に至らない場合にFDAより発行されるものと解説したため、失望売りが出た。

業種別上昇率上位は輸送用機器、ゴム、その他製品、金属、ガラス土石で、下落率上位は陸運、保険、電力ガス、鉱業、化学。(W)

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