前引けの日経平均は401円安の3万5,835円、TOPIXは24ポイント安の2,507ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は563、下落銘柄数は1,034。出来高は8億3,159万株、売買代金は2兆4,385億円。
米国でインテルの第1四半期見通しがアナリスト予想に届かず、時間外取引で売られたため、日経平均は下落した。
大和証券では、日本株の上昇により、年金運用では当初決めておいた水準よりも日本株のウエイトが高くなってしまったことから、ウエイトダウンが必要なケースが多いのではないかと述べ、来週は月末なので年金による売りが出てくることが懸念されると指摘した。
ルネサスエレクトロニクス(6723)は2010年に日立と三菱電機、NECの半導体事業が統合して発足したが、NECが保有株を全て売却すると発表し、日立も全て売却すると報じられたため大幅安となった。
インテルの業績見通しを受けて、アドバンテストやSCREENなどが下落した。
その他、メガバンクや海運株が安く、山崎パンが利益確保の売りに押された。
霞ヶ関キャピタルはSBI証券が目標株価を引き上げ、楽天グループはは25日に「楽天新春カンファレンス2024」を開催したことで高い。
東邦チタニウムは10~12月期の減益率が上期に比べて縮小したことで業績懸念が後退し大幅高となった。
業種別下落率上位は海運、金属、電機、輸送用機器、電力ガスで、上昇はゴム、鉱業、繊維。(W)