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速報・市況2024年4月4日

☆[概況/後場寄り] モルガン・スタンレーではNISAの買付額はブル・ケースの3倍の勢いと解説

12時41分時点の日経平均は707円高の4万160円、TOPIXは44ポイント高の2,751ポイント。
日本証券業協会は3月21日に証券会社10社(大手5社、ネット5社)のNISA口座の開設・利用状況を発表した。新NISA開始後で初の公式統計。
なお、銀行も含むNISA全体の公式統計は金融庁が四半期毎に公表する「NISA口座の利用状況調査」となるが発表されるのはしばらく先となりそうだ。
証券会社10社を通じた1~2月における買付額(1カ月平均)は、成長投資枠1.5兆円、つみたて投資枠2,700億円であり、2023年1~3月における買付額(1カ月平均)と比較すると、成長投資枠で約3.3倍、つみたて投資枠で約3.0倍に増加した。
モルガン・スタンレーMUFG証券は4月3日のレポートで、現状は我々のブル・ケースの3倍の勢いでNISAを通じた投資資金の流入がみられていると解説した。
そして、最大のサプライズは国内株が株式買付額の9割(NISA買付額の5割弱)を占めた点だと述べている。

韓国のエスケーハイニックスが米国に半導体工場を建設すると発表し、韓国市場で買われたことも支援材料となり、東京エレクトロンやアドバンテストやSCREENが買われている。
くら寿司(2695)は3月度の既存店売上高が前年同月比23%増だったため、年初来高値を更新した。サイゼリヤも3月の既存店売上高が前年同月比29.1%増で年初来高値を更新。
一方、三菱重工が小幅続落。

業種別上昇率上位は電力ガス、非鉄、鉱業、精密、海運で、下落は空運、水産農林。(W)

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