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速報・市況2024年12月5日

☆[概況/前引け] 中村日銀審議委員の挨拶で切り返した場面も。電線と宇宙防衛関連が高い

前引けの日経平均は212円高の3万9,488円、TOPIXは4ポイント高の2,745ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,032、下落銘柄数は550。出来高は9億3,311万株、売買代金は2兆753億円。
日銀の中村審議委員が広島県金融経済懇談会で挨拶し、賃上げの持続性にまだ自信を持てておらず、消費者物価(除く生鮮食品)も2025年度以降は2%に届かない可能性があると考えていると述べた。
日銀が12月18日~19日の金融政策決定会合で利上げを行わないという予想を補強する内容だったため、寄り後に鈍化していた日経平均も切り返した場面もあった。
フジクラを始めとした電線株が高い。モルガン・スタンレーMUFG証券が旺盛なデータセンター、AIサーバー投資が追い風になることから、電線大手3社の業績予想を上方修正し、3社の目標株価を引き上げた。
米軍はミサイルの発射を繰り返す北朝鮮などに対応するため、横田基地に宇宙空間を担う新たな部隊、在日アメリカ宇宙軍を設置し、4日に発足式が行われた。
宇宙状況把握(SSA)システムは米国のロッキードマーチンやL3ハリス・テクノロジーズなどが手掛けているが、日本の川崎重工(7012)は宇宙ごみ(デブリ)捕獲システム超小型実証衛星の開発に取り組んでいるため、宇宙関連として買われた。
一方、三越伊勢丹は反落した。
第一三共が安い。

業種別上昇率上位は非鉄、サービス、精密、建設、証券で、下落率上位は海運、電力ガス、石油、卸売、繊維。(W)

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