前引けの日経平均は307円高の3万7,726円、TOPIXは32ポイント高の2,750ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,305、下落銘柄数は295。出来高は8億9,387万株、売買代金は2兆3,825億円。
日経平均は続伸。
米国の大統領報道官が3月5日に、メキシコとカナダからの輸入品に対する25%の関税について、自動車と自動車部品への適用を1カ月間猶予すると発表した。
ホンダやマツダが買われたが、トヨタは足踏みとなった。
ドイツで3月4日にキリスト教民主同盟とキリスト教社会同盟と連合と社会民主党が、財政収支の均衡を義務付ける「債務ブレーキ」の適用から除外する形で、インフラ投資を目的とする特別基金の設立と国防費の増額に合意した。
東証では防衛関連株が売買代金上位で買われた。
三菱重工(7011)はゴールドマン・サックスがガスタービン・コンバインドサイクル発電プラントと防衛事業を上方修正し、投資判断を「買い」に引き上げた。
ドイツの国防費の増額で5日に買われたDMG森精機が続伸となり、ドイツのインフラ投資期待でマキタも高い。
一方、米国で半導体メーカーのマーベル・テクノロジーの2~4月期の売上高見通しが一部のアナリスト予想に届かず時間外取引で16%安となったため、ディスコや東京エレクトロンが売られた。
業種別上昇率上位は機械、ガラス土石、紙パルプ、電機、鉄鋼で、下落率上位は海運、陸運、倉庫運輸、医薬品、電力ガス。(W)