5月9日のNYダウは反落、ナスダックはもみ合い。
トランプ大統領が中国に対する関税は80%が適切だろうと投稿した。
観測報道の50%や60%よりは高いが、145%の関税率からは下がるため、NYダウは続伸して始まった。
しかし、レビット報道官の発言を受けて、NYダウは反落した。
レビット報道官は、米国が中国側の譲歩なしに一方的に関税を引き下げるつもりはないという考えをトランプ大統領が維持していると述べた。
そして、「80%」について「大統領が思い付いた数字」とし、週末にスイスで行われる米中高官による貿易協議の行方を見守りたいと発言した。
イーライリリーやメルクなどの医薬品が売られた。
デジタルやモバイルファーストのコマースのためのプラットフォームを運営しているアファーム・ホールディングスは、今四半期の収益見通しがアナリスト予想に届かず大幅安となった。
オンライン広告プラットフォームのトレードデスクは第1四半期が好調で大幅高。
NYダウ工業平均は119ドル(0.29%)安の41,249ドル。ナスダック総合指数は前日比0.7ポイント(0.00%)高の17,928。S&P500指数は前日比4ポイント(0.07%)安の5,659。
NYダウ構成銘柄はアムジェン、メルク、セールスフォースなどが売られ、ボーイングやシェブロン、3Mなどが買われた。上昇は13銘柄、下落は16銘柄。