前引けの日経平均は168円高の3万7,329円、TOPIXは6ポイント高の2,742ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,027、下落銘柄数は537。出来高は6億7,222万株、売買代金は1兆6,540億円。
トランプ大統領がEUに対する関税を6月1日から7月9日に延期したことを受け、日経平均は一時333円高の3万7,493円となったが、ドル買いが続かず円高となったため、やや上げ幅を縮めた。
トランプ大統領に最初に脅しておいて、その後、緩和や延期を繰り返しているため、米国への信頼低下からドル売りの流れが続いている。
川崎重工が売買代金トップで買われた。
米国で28日にエヌビディアの決算が発表されるため、アドバンテストなど半導体関連も高く、イビデンも上昇した。データセンター関連のさくらインターネットも高い。
カヤバは株主総会招集通知の資料で大株主に野村絢氏が記載されていたことから、株主還元圧力期待で大幅高となった。
GMOインターネットは株式売出の中止で上昇したが、GMOは売出による特別利益が見込めなくなり下落した。
業種別上昇率上位は空運、鉄鋼、サービス、陸運、情報通信で、下落率上位は金属、石油、銀行、卸売、輸送用機器。(W)