7月1日(火)のマーケット
6月30日のNYダウは3日続伸、ナスダックは6日続伸。カナダとの貿易交渉の進展が期待された。アップルは、音声アシスタント「Siri(シリ)」の刷新に向け、アンソロピックPBCかオープンAIの人工知能(AI)技術の活用を検討していると報じられ、買われた。ロビンフッド・マーケッツは暗号資産関連として5月に入ってから上昇トレンドが続き、6月30日は大幅高となった。FRBによるストレステストを大手銀行が通過し、自社株買いや増配期待でゴールドマン・サックスが買われた。NYダウは前日比275ドル(1.63%)高の44,094ドル。NASDAQ総合指数は前日比96ポイント(0.47%)高の20,369。S&P500指数は前日比31ポイント(0.52%)高の6,204。
日経平均は6日ぶりに大幅反落。四半期期初の益出しの売りが影響。サンリオや任天堂が売られ、リクルートやDeNAが安い。ACCESSは今期の営業赤字継続予想で大幅続落。フジクラが反発し、古河電工は野村証券が目標株価を引き上げた。ソフトバンクグループが堅調。東電は27年度にデータセンター事業に本格参入との報道で買われた。千葉興銀は千葉銀との統合観測報道でストップ高。象印マホービンは業績上方修正と増配、自社株買いの発表でストップ高。
スタンダード市場では、持ち帰りずしのKOZOが英国でフランチャイズ(FC)2店舗出店で買われた。フジタコーポはFC加盟店ミスタードーナツの新作「もっちゅりん」人気で2日連続ストップ高。直近新規公開株のレントがストップ高。サイバーステップは暗号資産備蓄運用を発表したが大幅安。
グロース市場では、ソフトマックスがソフトバンクなどと、患者情報を基に医療文書を生成するAI搭載の電子カルテの共同開発に向けた検討開始でストップ高。トライアルとリベラウェアが買われ、ZenmuTechが反発。QPS研が売られた。直近新規公開株のエータイが軟調。
日足チャート上では、寄付き後が高値となる陰線。ギャップダウンで昨日の上昇時に空けた窓を埋めた。6日ぶりの大幅反落で4万円を割り込み、5日移動平均線(3万9830円)近辺で下げ止まった格好。ボリンジャーバンドのプラス2シグマ(4万91円)を下抜けたことで、プラス1シグマ(3万9280円)が意識される。
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【日経平均6日ぶり反落も 内需系が活況 サブコンに高値続出】
日本証券新聞7月2日(水)紙面1面TOP記事掲載
鉄道建設 東鉄工、鉄建、電設工などに注目
名実ともに7月相場入り、カレンダーイヤーでは下期入りを迎えた1日、日経平均株価は6日ぶりに反落した。自動車関税を巡りトランプ政権との交渉難航が伝わったほか、寄り前に発表された6月の日銀短観では、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス13と前回調査、事前の市場予想を上回る内容となったことから、1ドル=143円台半ばまで円高が進み、自動車セクターなど輸出関連を中心に上値が重い展開となった。
その一方、堅調さが目立ったのがきんでん(1944・P)などの電力工事、若築建設(1888・P)などの海洋土木、鉄建建設(1815・P)をはじめとする鉄道建設などサブコンと呼ばれるセクターだ。年初来高を更新する銘柄が相次いだ。
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今日の市況概況
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7月1日(火)☆[概況/大引け]
4万円割れ。イランの核濃縮施設で引き続き作業も嫌気
大引けの日経平均は501円安の3万9,986円、TOPIXは20ポイント安の2,832ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は483、下落銘柄数は1,094。出来高は18億5,133万株、売買代金は4兆6,031億円。
日経平均は6日ぶりに反落した。四半期の期初で益出しの売りが優勢になった。
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