7月2日のNYダウは小反落、ナスダックは反発。
6月のADP全米雇用報告で、民間雇用者数が前月比3万3千人減となり、市場予想の9万5千人増加に反して減少となった。
医療保険のセンティーンが業績予想を撤回したことで急落し、ユナイテッドヘルスも連想で売られた。
センティーンは医療保険制度改革法(通称オバマケア)の保険プランを提供する最大手。
トランプ政権がこうした医療保険への不正加入を取り締まっていて、保険料を払いながらも実際には請求の少ない、健康な顧客も締め出されている。
センティーンはオバマケア下での計画に対して収益減少が予想されるため、2025年の収益予想を撤回した。
一方、トランプ大統領は関税措置を巡る交渉でベトナムと合意したと発表したため、ナイキが買われた。
テスラは4~6月期の世界販売台数が前年同期比13%減だったが、アナリストの大半は20%減と予想していたため株価は反発した。
NYダウ工業平均は10ドル(0.02%)安の44,484ドル。ナスダック総合指数は前日比190ポイント(0.94%)高の20,393。S&P500指数は前日比29ポイント(0.47%)高の6,227。
NYダウ構成銘柄はユナイテッドヘルス、トラベラーズ、IBMなどが売られ、ナイキ、エヌビディア、アップルなどが買われた。上昇は13銘柄、下落は17銘柄。