前引けの日経平均は210円安の3万9,610円、TOPIXは18ポイント安の2,809ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は515、下落銘柄数は1,031。出来高は8億1,572万株、売買代金は1兆9,928億円。
英フィナンシャルタイムズが、エヌビディアは中国市場向けに調整された新たな人工知能チップの発売を準備していると報じた。
これを受けて、エヌビディアは時価総額が一時4兆ドルに乗せたが、10日の東証では半導体関連は高安まちまちで、日経平均は反落した。
エヌビディアは新たな輸出禁止措置の対象にならないという保証をワシントンから得た後にのみ販売を開始するとのことで、トランプ政権からの規制が警戒された。
ディスコは第1四半期の業績上方修正を発表したことで買われたが、アドバンテストは小幅高にとどまった。
KOKUSAI ELECはKKRによる株式一部売却で下落した。
その他、10日はTOPIX型ETFの決算日で分配金捻出の換金売りが、現物と先物の合計で約9,300億円出てくるという予想も警戒されている。
SHIFTは好決算だったが、一部アナリスト予想に届かず値下がりとなった。
フジメディアは、大規模買い付け行為への対抗策として、新株予約権の無償割り当て検討と発表したため下落した。
霞ヶ関キャピタル(3498)は霞ヶ関ホテルリート投資法人が上場商人されたことで買われた。
業種別下落率上位は石油、鉱業、その他製品、海運、電力ガスで、上昇は紙パルプ、証券、倉庫運輸、建設。(W)