7月29日のNYダウは続落。ナスダックは5日ぶりに反落。
ユナイテッドヘルスやUPSが決算発表で売られたことが響いた。
30日のFOMCの結果公表や1日の雇用統計の発表を控え、様子見ムードとなったことも要因。
医療保険のユナイテッドヘルスは通期の利益見通しがアナリスト予想を大きく下回ったことで売られた。
宅配のUPSはマクロ経済の不確実性を理由に、通期の売上高や営業利益の予想発表を控えたため大幅安となった。
デンマークの製薬大手で、NY市場に上場しているノボ・ノルディスクは、肥満症治療薬「ウゴービ」の売り上げが伸び悩んでいるため通期業績見通しを下方修正し、売られた。
一方、LNGや水素などの関連機器を製造するチャート・インダストリーズは、ベーカーヒューズが買収する合意に近づいていると英フィナンシャル・タイムズが報じ、急騰した。
AMDは5日続伸。
NYダウ工業平均は204ドル(0.46%)安の44,632ドル。ナスダック総合指数は前日比80ポイント(0.38%)安の21,098。S&P500指数は前日比18ポイント(0.30%)安の6,370。
NYダウ構成銘柄はユナイテッドヘルス、ボーイング、メルクなどが売られ、トラベラーズやコカコーラ、マクドナルドなどが買われた。上昇は13銘柄、下落は17銘柄。