大引けの日経平均は413円安の4万2,394円、TOPIXは33ポイント安の3,071ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は386、下落銘柄数は1,181。出来高は24億8,155万株、売買代金は5兆6,237億円。
トランプ大統領がFRBのクック理事を解任すると発表した。
後任の理事にトランプ大統領の意向に沿った人物が送り込まれると、利下げは実施されやすくなるが、FRBの独立性が損なわれることで、インフレ圧力に対して制御が効かなくという見方から、長期金利は上昇するのではないかと警戒されている。
FRBの信認が揺らぐことで、米国がトリプル安(通貨安・債券安・株安)に見舞われるという不安から、日本株は幅広い業種が下落した。電力や医薬品の下げが目立った。
日産はメルセデス・ベンツの年金ファンドが売却すると報じられ下落した。ステーブルコイン関連のアステリアは乱高下となった。
一方、楽天グループ(4755)は野村証券による格上げを好感した。楽天モバイルのモバイルサービス収入が中期的に想定通りに推移する確度が高まったとみている。
TOPPANは半導体部材子会社のテクセンドフォトマスクが年内に上場を目指し、上場時の時価総額3,000億円を目指しているとロイターが報じたことで買われた。
業種別下落率上位は医薬品、電力ガス、サービス、陸運、その他製品で、上昇は倉庫運輸。(W)