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コラム2025年9月9日

【本日のマーケット】9月9日(火)

9月9(火)のマーケット                                                                   

9月8日の米国株式市場は反発し、ナスダックは最高値を更新した。9月16日~17日のFOMCで利下げするという観測が支えとなった。オープンAIのAI半導体開発を支援するブロードコムは続伸。ネット証券のロビンフッド・マーケッツとAI広告のアップラビンはS&P500に採用されたことで買われた。衛星通信のエコスターは、スペースXに無線周波数帯のライセンスを売却したことで大幅高となった。NYダウは前日比114ドル(0.25%)高の45,514ドル。NASDAQ総合指数は前日比98ポイント(0.45%)高の21,798。S&P500指数は前日比13ポイント(0.21%)高の6,495。

自民党総裁選が国会議員票と党員票が同数のフルスペック型で実施される。高市氏に有利という見方でアベノミクスの再現期待から日経平均は前場に一時4万4185円(541円高)。その後は高値警戒感から伸び悩み、後場は反落。アドバンテストが高い。SHIFTは日経平均への採用が決まり上昇。JIAが2000円に乗せた。ソフトバンクGとフジクラは反落。武田薬は睡眠障害治療薬候補の治験結果にサプライズはなかったという見方から売られた。

スタンダード市場では、自民党総裁選が国会議員票と党員票が同数のフルスペック型で実施される。高市氏に有利という見方でアベノミクスの再現期待から日経平均は前場に一時4万4185円(541円高)。その後は高値警戒感から伸び悩み、後場は反落。アドバンテストが高い。SHIFTは日経平均への採用が決まり上昇。JIAが2000円に乗せた。ソフトバンクGとフジクラは反落。武田薬は睡眠障害治療薬候補の治験結果にサプライズはなかったという見方から売られた。。

グロース市場では、コンヴァノが新たに総額200億円のビットコインを購入すると発表しストップ高。夢展望が買われ、イメージ情報開発とIGSが反発した。アクセルスペースと情報戦略テクノロジーが反落。Defコンサルは信用取引規制で下落。トラースOPは上期営業赤字で大幅安。

日足チャート上では、長い上ヒゲを伴う陰線。ほぼ安値圏での大引けとなった。初の4万4000円台乗せとなったが、ボリンジャーバンドのプラス2シグマ(4万4189円)で頭打ちとなった。その後は買いが続かず利食い売りに押される展開。トレンドは崩れておらず、短期急騰後の調整局面と見られる。

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「シチズン除外」の背景とその余波を探る
 日本証券新聞9月10日(水)紙面1面TOP記事掲載

毎度おなじみ? 日経平均入替サプライズ

やはり「日経平均」は侮れない。連日で8月18日最高値攻防を続ける指数の値動きの話ではない。8日引け後に発表された銘柄入れ替えの話だ。直近10回の入れ替え発表が全て月の2~4営業日目だったのに対し、今回は6営業日目。(曜日並びも同じ)2008年以来の遅さというのもちょっとしたサプライズだが、虚を突かれる形となったのが発表された入れ替え銘柄(1増/1減)だ。

ただし、新規採用となったSHIFT(3697・P)はガチガチの本命格。前週7.7%安(日経500種で下落率6位)と調整していた分、寄り後5.8%高となる場面もあったが、意外性は皆無に等しい(それでも採用候補の一角に挙がっていたシマノやパンパシフィックHDは“残念売り”に軟調)。これに対し、注目を集めたのがシチズン時計(7762・P)の除外だ。除外の絶対基準は流動性順位451位以下であり、多くのクオンツアナリストは400位以下のカナデビア(7004・P)トクヤマ(4043・P)を有力視していたが、実際に外されたのは380位台前半と試算され、ノーマーク状態だったシチズンの方。8日にはファンダメンタルズ評価から昨年7月以来の高値に買われていたが、一転9.9%安まで売られる場面もあった(引けは5.5%安)。逆に命拾いしたカナデビアは一時7.2%高で昨年7月以来の高値、トクヤマも6.5%高まで買われて18年7月以来の高値となった。

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今日の市況概況
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9月9日(火)☆[概況/大引け]

利食い売りで反落

大引けの日経平均は184円安の4万3,459円、TOPIXは16ポイント安の3,122ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は617、下落銘柄数は953。出来高は19億7,977万株、売買代金は4兆7,643億円。
自民党総裁選は国会議員票295票と党員票295票のフルスペック型で実施される。
前回の総裁選で党員票を多く獲得した高市氏に有利という見方でアベノミクスの再現期待から日経平均は前場に一時4万4185円(541円高)となった。
その後は高値警戒感から伸び悩み、後場は反落した。

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