ウリドキ(418A)が10月7日、名証ネクストに新規上場する。
リユース商品を売りたい個人とリユース業者をマッチングするCtoBのマッチングサービスの「ウリドキ」と、リユース記事に特化したウェブメディアの「ウリドキプラス」を軸にプラットフォーム事業を展開している。
買い取りマッチングサイト「ウリドキ」は、モノを売りたい人は自由にサイト上で査定依頼を行うことができ、一方でリユース業者にはリユースビジネスで最も重要な「買い取り」の機会を提供。査定依頼できる商材は、ブランドバッグ、高級時計、金・ジュエリー、お酒を中心に、ブランド財布・小物、スマホ、カメラ・レンズ、PC・タブレットなど合計23種類のカテゴリー。
取引の流れとしては、①売りたい人が査定依頼品の情報を入力②リユース業者が査定額を提示③売りたい人はリユース業者から届く査定金額を比較し、業者を選定④マッチング後、売りたい人は買い取り方法(宅配買い取り、店頭買い取り、出張買い取り)を選択し、リユース業者に品物を渡す(品物は同社を経由しない)⑤リユース業者は受け取った品物を確認し、最終査定価格を提示⑥売りたい人が承認すると買い取り成立⑦リユース業者から売却人に買い取り金が振り込みで支払われる(買い取り金は同社を経由しない)–と進む。
同社はモノを売りたい個人が査定依頼を行い、リユース業者に送客を行った際に収益を得る。具体的には、査定依頼件数に査定依頼単価を乗じた金額が営業収益となる。査定依頼件数は、検索経由の査定依頼数と広告経由の査定依頼数を加えた数。
「ウリドキプラス」では、買い取りのコツや話題の商品の買い取り価格、リユース業者のキャンペーンなど、リユースに関連した様々な記事を配信している。また、地方自治体などと連携し、不要品を再度社会へ循環させる取り組みも実施。
売上高(営業収益)全体のうち前期は58.1%、今上期は76.4%を2社の大手顧客が(株式会社エンパワー、株式会社いーふらん)が占める。エンパワーは「買取大吉」のフランチャイズビジネス、いーふらんは買取専門店「おたからや」などのフランチャイズビジネスを行っている。ウリドキはさらなる成長には同規模の大手顧客を獲得する必要があるとし、新規大手顧客の開拓にも積極的に取り組むとしている。(Q)
概要
●事業内容=リユース品買い取りマッチングサイト「ウリドキ」およびリユース記事特化WEBメディア「ウリドキプラス」の運営
●本社=東京都新宿区1-6-3
●代表者=木暮康雄代表取締役
●設立=2014年12月
●上場前資本金=6,100万円
●発行済み株式数=209万770株(上場時)
●筆頭株主=木暮康雄(上場前29.29%)
●公募株式数=3万株
●売出株式数=33万2,400株(ほかオーバーアロットメントで5万株)
●仮条件=9月16日に決定
●ブックビル期間=9月18日~25日
●引受証券=Jトラストグローバル(主幹事)、SBI、楽天、岡三、マネックス、丸三、あかつき
業績推移(単独)
営業収益 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
2023.11 | 333 | 39 | 22.81 | — |
2024.11 | 598 | 50 | 31.71 | — |
2025.11(予) | 1,413 | 171 | 84.49 | — |
※単位100万円、1株利益は円 |